RO Breidablik 日記(仮)

Breidablikで活動するプレイヤーの雑感などを記録するブログです

こんばんは。8月も終わりが見えてきましたが、8月31日にガンホーが運営するMMORPGであるエミル・クロニクル・オンラインが終わります。この件については、5月にサービス終了のお知らせがあった時に記事にしました。

ガンホー運営のMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」が終了するらしいです : RO Breidablik 日記(仮)

エミル・クロニクル・オンラインはサービス終了に向けて、様々なアップデートが行われています。17日にはThanksObjectという街に設置されたオブジェクトに話しかけるだけでレベルが上限まで上がる様になりました。
サービス終了まで2週間を切り、いよいよ終わりが近づいて来ています。

ゲームサービス終了のお知らせ|エミル・クロニクル・オンライン《公式サイト》

8月17日(木)のアップデート内容について|エミル・クロニクル・オンライン《公式サイト》

エミル・クロニクル・オンラインはあと10日ほどで終わるのですが、こうなると気になるのはラグナロクオンラインはどうなるのかという事です。
ラグナロクオンラインを運営するガンホーの決算短信を読むと、去年のガンホーの売上の内、84.3%がパズドラ関連の物らしいです。

平成28年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

過去に記事にしましたが、一般消費者がインターネット上のサービスを利用するデバイスとしてパソコンからスマートフォンへの急速な移行をしている以上、PC向けのMMORPGに人を集める力があるとはあまり思えません。
ガンホーは、2015年以降、PCオンライン事業とモバイルコンシューマ事業のセグメントに分けて報告していた売上を同一セグメントで報告するようになり、決算書からPCオンライン事業の現状を読み取ることが出来なくなりました。
その為、ガンホーのPCオンライン事業の現状についてはよく分かりません。

ラグナロクオンラインの今後についての少しだけ考えてみた : RO Breidablik 日記(仮)

ラグナロクオンラインは月額課金制にアイテム課金を加えたハイブリッドな体制になっています。
ROの最大接続人数は、大体、1万3000人程度らしいですが、1万3000人が毎月1500円の課金をすると毎月2000万程度の売り上げになります。
パッケージやラグ缶などでアイテム課金をしているユーザーがどれだけいるのかについては、外部から知るすべはありません。
ガンホーが情報を開示していない以上、推測でしかありませんが、ROの売上がガンホー全体の売上に占める割合はあまり高いとは思えません。
しかし、ROが集金力のないタイトルかというと、それは違うと思います。詳しくは後述します。

【速報】ガンホー、16年12月期の営業益は36%減の460億円…「パズドラ」中心にスマホゲームの売上減で | Social Game Info

ガンホー減収減益 「パズドラ」の売上減響く - ITmedia NEWS

ラグナロクオンラインを開発し、2008年にガンホーの子会社となったグラビティですが、NASDAQに上場している企業であり、投資家向けのIRなども公開しています。
各国のラグナロクオンラインは大きく分けて、北米、韓国、台湾・香港・マカオなどのグラビティ直営のROと日本、タイ王国、ブラジルなどのグラビティとライセンス契約を結び現地の会社が経営するROに分かれています。日本のラグナロクオンラインのライセンシーはガンホーです。
グラビティの年次報告書については、過去に記事にしました。

グラビティの2016年の年次報告書を読んで、ラグナロクオンラインのサービスが提供される主要な国のユーザー数の合計は約5万人である事など、興味深い数字が並んでいる事を発見しました : RO Breidablik 日記(仮)
http://rolog.blog.jp/archives/2485662.html

グラビティの2016年の年次報告書によると、事業全体の売上は4269.8万ドル、その内、ラグナロクオンライン関係の売上は2446.1万ドル。売上の57.3%がラグナロクオンライン関係に依存しているとの事です。
日本のラグナロクオンライン(以下、JROとする)のロイヤリティおよびライセンス料は703.6万ドルとの事です。この数字はグラビティ全体の売上の16.5%、RO関連事業全体の28.8%です。
この数字はガンホーがグラビティにライセンス料として支払った金額であり、ガンホーはそれ以上の売上をROから得ているものと思われます。
ソフトウェア、プログラム著作権のロイヤルティ率は売上の10%が相場であるらしいですが、この数字を元に計算すると、ROの売上は70億という、ちょっと信じられない数字になります。
2014年度のガンホーのセグメント別の売上を見ると、PCオンライン事業全体の売上は60億だったので、ガンホーとグラビティの間で交わされているロイヤルティ率はもっと高いのではないかと思います。
JROの売上の現状については、よく分からないので、過去の数字を元に推測してみたいと思います。
2012年にリリースしたパズドラがヒットするまでは、ガンホーは売上の75%近くをラグナロクオンラインに依存していました。特定のタイトルに収入の殆どを依存する体制は過去と変わらず危うさも感じますが、オンラインゲームという事業の特殊性を考えると仕方のないことかもしれません。後継のヒット作を出すことが出来ただけ、ガンホーは努力し、結果を出していると思います。
2012年(平成24年)の決算短信によると、ラグナロクオンライン関連の売上は77億4219万円との事です。同じ年のグラビティの日本からのライセンス収入は2238万ドルです。1ドル100円と単純に計算すると、日本円にして22億3800万円です。

平成24年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

[20-F] 2012 Annual Report
http://www.gravity.co.kr/jp/ir/notice/view.asp?curSeq=463&curpage=5

ガンホーはグラビティに対し、過去にラグナロクオンライン関連の売上の30%程をライセンス料として支払っていた事になります。
2016年度のグラビティの日本からのライセンス収入は703.6万ドルなので、この数字を30%として100%に直すと約2343万ドルとなります。日本円にして、23億4300万円といった所でしょうか。
この数字は過去に発表を元にした推測でしかなく、根拠は非常に薄弱です。
しかし、ROのログイン数をまとめたサイトによると2012年のROの最大接続人数は4万人程度との事です。現在のROの最大接続人数は1万3000人程度なので、2012年の30%程度の数字です。

ラグナロクオンラインの接続人数(2017) | 千里の道も一歩から

ユーザーの人口に比例して売り上げも下がったと考えると、ガンホーの現在のラグナロクオンライン関連の売上が2012年度の30%である23億4300万円程度ではないかという推測も、まったく根拠のないとは言い切れない気がします。
現在のガンホーにとって、24億の売上というのは会社の命運を左右する数字ではないと思いますが、無視できるほど小さいのものとも思えません。
ラグナロクオンラインのユーザーとして気になるのは、RO関係の売上がどれだけ下がってしまうとサービスが終わってしまうのかという事ですが、この件に関してはガンホーの経営陣が判断する事なので分かりません。
ただし、ラグナロクオンラインの開発元であるグラビティとガンホーの間には複雑な関係があり、売上が下がったからサービスを打ち切るとは簡単には言えない事情があるのではないかと思います。
ガンホーとしては、最早、ラグナロクオンラインの売上は会社にとって重要とはいえない数字なのかもしれませんが、グラビティは売上の内、57.3%を未だにラグナロクオンライン関係の物に頼っているという捻れがあります。
また、グラビティは前述の通り、株式の59.3%をガンホーが所有する子会社なのですが、ガンホーの代表取締役である森下一喜氏、同社の役員である北村佳紀氏は2008年からグラビティの取締役を兼任しています。
この事はグラビティの過去の年次報告書からも確認することが出来ます。2008年当時、ガンホーの売上の大半はラグナロクオンライン関係の物を占めていたので、そのライセンサーであるグラビティの取締役を兼務するという選択は当時において合理性があったと思います。
ガンホーにとって、ラグナロクオンラインからの収入はあまり重要ではないのかもしれませんが、グラビティにとってJROからのライセンス収入はグラビティ全体の売上の16.5%、RO関連事業全体の28.8%を占める大きな物です。
グラビティにとって、ラグナロクオンライン以外の稼ぎ頭がいない状態でJROが終了してしまう事は絶対に避けなければならないシナリオでしょう。
ガンホーの代表取締役である森下一喜氏、同社の役員である北村佳紀氏はグラビティの取締役も兼務している以上、グラビティの経営にも責任があるのではないでしょうか。親会社の都合で子会社の事業に深刻なダメージを与える決定を下すことが許されるかは、議論の余地があるでしょう。
2008年から取締役会に参加している以上、グラビティが未だにラグナロクオンラインという過去の遺産に売上の6割近くを頼るような状態であり続けている事への責任が問われても仕方がないと思います。
仮に売上の不振からJROのサービスを打ち切るとすれば、グラビティがNASDAQに上場している企業である以上、他の株主から経営陣への批判が吹き出すでしょうし、グラビティの取締役としての責任を森下一喜氏と北村佳紀氏は追求される事でしょう。
JROの今後について、重要な決定をガンホーの経営陣が下すとすれば、親会社の代表取締役社長と取締役が子会社の取締役を兼務するという人事やガンホーとグラビティから見たラグナロクオンライン関連の事業の重要性の相反や乖離といった複雑な関係を精算する事が求められると思います。
ラグナロクオンラインは2001年に開発され、2002年にリリースされた過去のタイトルです。2004年にはユーザー数が10万人を突破し、活況を呈しましたが、その後はユーザーが右肩下がりであり、一般消費者がパソコンからスマートフォンへ急速にシフトしているという環境の変化を考慮すると、PC向けのMMORPGに人を集める事は難しいと思われます。
ガンホーからグラビティへのライセンス料の金額が減っている事から、その金額に比例し、JROの売上も減っているものと思われます。
ラグナロクオンラインを取り巻く状況は非常に厳しいものがありますが、何とか現状を維持し、ユーザーの更なる脱落を防いで欲しいと願う次第です。
プレイヤーとして、今後も日本のラグナロクオンラインについての考察をまとめたいと思います。
今回はここまでにします。それでは。

こんばんは。今回、ギロチンクロスの人とPVPをしたので、そのレポートを書きます。
8月7日に対戦した人とは別人です。この方とは実は過去2回、PVPで対戦したことがあります。
対戦したのは、5月と7月末です。PVPを開始すると宣言した記事で触れたギロチンクロスの方です。
7月の末の対戦時はワンダラーでした。この時の対戦もリプレイを保存していたのですが、「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」の実装などがあり、書く機会を失って時間が経ってしまったので、結局、記事にはしませんでした。
今回は前述したような大規模なアップデートも落ち着いた状況になったので、対戦が終わってからそれ程時間が経たない内に記事にすることにしました。
こういう風に対戦をしても、結局、記事にする機会を失ったPVPは何回かあります。対戦してくれた方に申し訳ないので、なるべく記事にしようと思っているのですが、不精なものでなかなか手が動きません。
この記事のスクリーンショットは録画したリプレイの物です。「土符:剛塊」を使用していますが、リプレイの仕様によりスクリーンショットには写っていません。
対戦場所はヨーヨーモードのイズルードです。今回も以前とルールは特に変わらず、どちらかが先に入場し、その30秒後に相手が入ってから、即対戦開始という事で話がまとまりました。
サイコロの結果、私が先に入場する事になりました。
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この時の装備はこんな感じでした。詳細なエンチャントを公開することは、後の対戦に差し支えるので控えさせていただきますが、全体的にディーヴァ装備はプレイヤー(人間・中型・一般モンスター)にも有効な中型や一般モンスターへのダメージが引き上げられる物で火力を増すこと、アクセサリーには攻撃速度1,2が付いたブラディウムイヤリングや城下町の地図などを使い、両手に武器を持った状態でもASPDが190以上になるように調整しています。
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30秒後に相手が入場してから、約5分間の間、索敵と警戒に時間を使いました。
ギロチンクロスはクローキング状態で移動ができる為、一寸も油断ができず動き回りました。同時に陽光の箱を使ってクローキング状態の相手を見つけるように努力します。

陽光の箱 - RO-MA [ラグナロクオンライン アイテム データベース/逆引き]

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しかし、手持ちの陽光の箱は10個しか無かった為、連打する事が躊躇われ、有効な使い方が出来ませんでした。
それでも使わないと相手を見つけられない為、使用しましたがなかなか見つかりませんでした。この事については後述します。
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1回戦目はソウルブレイカーで1確されました。ソウルブレイカーは遠距離攻撃と属性無視の魔法攻撃の両方のダメージを与える必中スキルであり、朧の影分身や空蝉で防ぐことが出来ません。
PVPにおいて、双方が相手を1確する手段を持つ場合、相手を先に発見し、先手を打つ方が勝ちます。
クローキング状態でこちらに近づけるギロチンクロスやシャドウチェイサーを相手に戦うのであれば、陽光の箱を使って索敵をするべきだったのですが、手持ちの数が10個程度と少なく、常に使い続けるわけにはいかず、隙を突かれました。
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その場でイグドラシルの葉で生き返らせてもらい、その場で別れ、30秒後に対戦を開始する事になりました。
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2回戦目は陽光の箱を使い続け、常に相手を見える状態にします。
そのかいあってか、クローキング状態の相手を発見できました。
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慌てて、相手に近づき、無茶投げを試みますが、建物の隙間に逃げられます。
画像では伝わにくいと思いますが、明らかにこちらの攻撃を意識した動きであり、1回戦目でなかなか相手が見つからなかったのも頷けました。
実は7月の対戦時に、ワンダラーを使う同じ相手と対戦した際、無茶投げで相手を倒していました。
そういう経緯があり、こちらの戦術も知られていました。
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こちらも建物の隙間に入り、相手を追いかけますが、入れ替わりに相手も外に出てきて、空振りに終わります。
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無茶投げでする暇もなく、再びソウルブレイカーで倒されてしまいました。
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対戦が終わった後、少し雑談させてもらいましたが、お互いに相手を1確する事を念頭にスキルの選択をしていることが分かりました。
相手を1確出来るのであれば、先手を取れば必ず勝つので、この選択は考えればそうなるだろうという感じがしました。
複数回、相手を攻撃して倒すという戦術はこちらが相手の攻撃を複数回受けても死なないという確信がない限り、取ることは出来ません。
相手に魔法攻撃のスキルが存在するか、その可能性がある場合(例えば、クローンスキルを持つシャドウチェイサー)は無茶投げで相手を1確することが必要になります。
同じようにギロチンクロスの立場からするとソウルブレイカー以外のスキルは、朧は空蝉、影分身で無効化できる為、それ以外の選択肢が事実上ない事が分かりました。
今回の敗因は私が陽光の箱を十分な数を持たなかったからです。陽光の箱の数が心許ない物であったがゆえに、使うべき時に使うことが出来ず、相手に先手を取ることを許してしまいました。
過去に戦った相手や初戦であっても、このブログを読んでいる方には私が取るであろう戦術は明らかなので、その隙間を埋める対策が必要だと感じました。
こういった駆け引きは実際にPVPをやる以前から始まっていて、そこにMMORPGの対人戦の面白みがあると思っています。1回戦の索敵は5分以上に渡る物でこちらも消耗したのですが、相手も同じように消耗している事が雑談から分かったので、こちらが十分な数の陽光の箱を持っていれば、相手がじれて動き出すのを待つという戦術も取れた筈です。
FPSや格闘ゲームのように純粋に戦技を競うゲームと比較すると、事前の準備を含めた駆け引きの部分は邪道だと思われかねませんが、そういった準備や思惑の読み合いも含めた戦術を追求するのがMMORPGに於ける対人戦だと考える次第です。
次はもっと上手くやれないか追求を続けたいと思います。
余談ですが、魔法職に対する対抗策は無茶投げで充分だと思っているのですが(1回スキルを使う度に100KのZenyを消費するというとんでもないスキルなのですが…)、ゴーストリングカードの所持者に対する有効な戦術は未だに構築できません。
可能性があるとしたら、属性攻撃付きの苦無を使った八方苦無の連打だと思いますが、対戦前にゴーストリングカードの所持者である事を知る事が出来なければ、この戦術を使うことは出来ません。
当て推量で、エンジェリングカードで鎧に聖属性を付与している可能性が高いルーンナイトの時のみ無属性のトビウオを使い、それ以外の時には烈火の苦無などの属性が付与される苦無を使うのも手かもしれません。
物理攻撃命中時、一定確率で武器に念属性を付与する純白なマーチングハットというアイテムもありますが、これも決め手に欠きます。
多分、ゴーストリングカードの所持者に対する対抗策を編み出すのが、朧のPVPの最後の課題になるのかもしません。
今回はここまでにします。それでは。

ご無沙汰しております。こんばんは。
日記を書いていない間、PVPもやっていたのですが諸事情があってネタにし辛いので、今回は金策としてのGVGでのポタ子について考えてみたいと思います。
以前も書きましたが、GVGではポタ子は非常に大きな役割を果たします。その為、プロ南ではGVGギルドがポタ子を確保するために募集をかけている事が多いです。
閲覧者の皆さんもプロ南でGVGギルドがポタ子の募集をしている様子を見ているのではないでしょうか。
では、以下に「金策としてのGVGでのポタ子」についての考察を書きます。

1.GVGギルドのポタ子をやる為の条件

ポタ子役をやるには、ワープポータルが使える職業である必要があります。ワープポータルのレベルについては最大レベルで使える事が求められるでしょう。
ポタ子の人はアークビショップである場合が多いのですが、条件を満たしているのなら修羅でも問題はない筈です。
ポタ子に応募するやり方ですが、プロ南でGVGギルドが定期的に募集のチャットを出しているので、そこに申し込めば良いと思います。
ポタ子の仕事はGVGが行われる時間に指定されたベース(大抵は都市の宿屋)でワープポータルを出し続ける事です。その時間の間は休む暇はないと考えた方が良いと思います。具体的にどのような作業を行うかは後述します。
また、この金策を行う場合、既存のGVGギルドと特別な関係がない事が求められるでしょう。
以前も書きましたが、ポタ子の人はその役割を果たす過程でGVGギルドの内情を知ることが出来る立場にあるので、既にGVGギルドに所属しているのに他のGVGギルドのポタ子をやっているといった事実が明らかになると、あらぬ疑いをかけられる恐れがあります。
後々、トラブルの火種にならないように、GVGギルドに対する関わり方は事前に決めておいた方が良いです。個人的には、この金策を行うのであれば、GVGギルドとはポタ子以外では関わりを持たない中立の立場を取るか、特定のギルドの専属になるかを選ぶことになると思います。
ポタ子への報酬は大体10~13M程度が相場なようです。ただし、特定のギルドの専属になれば15Mからそれ以上の報酬をもらえるケースもある様です。
1週間にGVGとGVG TEの両方でポタ子を引き受ければ、週に20Mの報酬が見込めます。1ヶ月を4週間とすると80Mになります。
GVGギルドにとって、毎週、新規にポタ子を確保するのは非常に重い負担なので、出来れば専属になってくれた方がありがたいです。その為、専属となることを引き換えに報酬を引き上げるように交渉することも可能でしょう。
もっとも、専属になれば毎週GVGの時間にポタ子をやるように求められるので、日曜日の20~22時の時間を自由にできる人でないとお勧めできません。ここの辺りの事情は人それぞれでしょうから、自分の事情を踏まえて、適切に判断して下さい。
GVGに参加する場合、金策としてポタ子を続けるのは難しいと思います。その場合は、関係を精算して、後々、尾を引かないようにするべきでしょう。

2.GVGギルドのポタ子をやるために必要な知識とスキル

ラグナロクオンラインのGVGには、主に攻城戦、新攻城戦、攻城戦TEがあります。攻城戦、新攻城戦は日曜日の20~22時に実施され、攻城戦TEは土曜日の20~22時に実施されます。攻城戦TEはレベル99の上位2次職までが参加できる攻城戦のトレーニング的な位置付けのGVGです。
各GVGの詳細はラグナロクオンラインの公式サイトで確認して下さい。この記事では日曜日に行われる攻城戦、新攻城戦を念頭に考察を行います。
GVGは各砦の所有権をめぐる戦いであり、攻城戦の場合は20個、新攻城戦の場合は10個の砦があります。後述する理由から、複数の砦を確保する事を目指す場合、ポタ子役はほぼ必須になります。GVGギルドがポタ子を雇おうとする理由についても後述します。
攻城戦の場合、砦の入り口があるマップはプロンテラ(ヴァルキリーレルム)、ゲフェン(ブリトニア)、アルデバラン(ルイーナ)、フェイヨン(チュンリム湖)です。
新攻城戦の場合、シュバルツバルド共和国(ニダヴェリール)、アルナベルツ教国(ヴァルフレイヤ)です。
全体マップで確認すればすぐに了解していただけると思うのですが、GVGの砦はワールドマップ全体に飛び地的な配置がなされており、ベースとなる地点(大抵のギルドは宿屋をベースにする)から瞬時の移動が困難です。

「prt_gld:ヴァルキリーレルム」のMap情報:Rhapsody of the Ragnarok Online.

「gef_fild13:ゲフェンフィールド 13(ブリトニア)」のMap情報:Rhapsody of the Ragnarok Online.

「alde_gld:アルデバラン衛星都市ルイーナ」のMap情報:Rhapsody of the Ragnarok Online.

「pay_gld:チュンリム湖」のMap情報:Rhapsody of the Ragnarok Online.

「sch_gld:ニダヴェリール」のMap情報:Rhapsody of the Ragnarok Online.

「aru_gld:ヴァルフレイヤ」のMap情報:Rhapsody of the Ragnarok Online.

GVGギルドがポタ子を雇う理由は、これらのマップに瞬時に移動できる手段は、RO仕様ではアコライト系のワープポータルかギルドマスターが使えるギルドスキル「緊急招集」しかないという事情があるからです。
ポタ子がいなくても、ギルドスキル「緊急招集」を使えば、ギルドのメンバーを集める事は可能です。しかし、ギルドスキル「緊急招集」はギルドマスターの周囲にギルドの全メンバーを集めるスキルであり、ワープポータルの様な柔軟性はありません。
都市にあるGVGのベースになる宿屋から砦の入り口があるマップへ移動するのには、ワープポータルを使わなければ非常に時間が掛かります。また、GVGの仕様では攻城戦で死亡したキャラクターはセーブポイントに戻されるのですが、死亡したキャラクターが戦線復帰をしようにもポタ子がいないと即座の戦線復帰はほぼ不可能です。
GVGギルドがポタ子を雇う理由は、砦へのギルドメンバーの即座の移動、戦線復帰を実現するためです。攻城戦の序盤、中盤で攻勢に出る場合、ポタ子の役割よりもギルドスキル「緊急招集」の適切な使用による戦力の集中が重要になります。ギルドスキル「緊急招集」を使えば、ギルドマスターの周囲に全メンバーをワープさせる事が出来るので、ある程度はポタ子を代替えする事も出来ます。しかし、ギルドのメンバーを分散させ、複数の砦に同時に派遣する方法はアコライト系のワープポータル以外にありません。ポタ子役が本当に重要な役割を果すのは、攻城戦終盤に複数の砦に戦力を分散する時です。
戦力の分散配置は、GVGギルドが複数の砦の取得を目指すのなら必ず必要になります。これはROの仕様ではアコライト系のワープポータルでしか実現できません。GVGギルドが高い報酬を払って、ポタ子を確保する理由はここにあります。
ポタ子役をやるのであれば、攻城戦が行われるマップを把握し、そのマップのどこに砦の入り口があるのかを把握しなければなりません。砦の入り口の場所をすべて暗記をする必要はありませんが、調べればすぐに分かる程度の知識は必要です。
例えば、「N5のワープポータルを出してくれ」と言われて、「ニダヴェリール砦5の事だな」と即座に理解する事が求められます。もっとも、これは攻城戦が行われるマップの頭文字と砦の番号を覚えておけばいいので、それ程複雑な話ではありません。
ROのワープポータルの仕様では、スキルの最大レベルでも、そのキャラ自身のセーブポイントと3つの座標しか保存する事が出来ません。
上述した通り、GVGで奪い合う砦が存在するマップは6つあり、砦の合計数は30個です。これらのマップはワールド全体に飛び地的に配置されています。ワープポータルで保存できる座標は3つだけなので、必要に応じて更新しないと柔軟に対応できません。
その為、戦況に応じて、「今度、F1を攻めるから、メモを取ってきて欲しい」、「終盤にルイーナの1~3を攻めるから、今のうちにメモを更新して欲しい」といった要望を受け付け、対応する必要があります。
ポタ子は上記のような事情を把握し、戦況に合わせ、GVGギルドの指揮を執る人間に支持を仰ぎ、ある程度、自発的に動くことが求められます。

結論

金策としてのGVGでのポタ子を実際に行う場合に把握しておくべき事情をまとめましたが、結構面倒である事は否定できません。
2時間で10M以上の報酬が見込める金策はROでは少ないと思いますが、ポタ子の場合、その2時間が土曜日、日曜日の20~22時に限られます(攻城戦TEは土曜日に実施される)。
休日の夜をそのように慌ただしく過ごすのは嫌だという人がいても当然だと思います。こういった事情から多くの人にお勧めできる金策とは言い難いものがあります。
ただ、過去の記事で触れた通り、ポタ子はGVGに参加するのであれば、ほぼ必須になる役職です。私もGVGを楽しめているのも、ポタ子を引き受けてくれる人がいるからで、その重要性は理解しているつもりです。
このテキストがポタ子に興味があるが、実際にどのような作業を要求されるのか、いまいちイメージが湧かないという方に少しでも役に立てば幸いです。

以上でこのドキュメントの記述を終えます。
今回はここまでにします。それでは。

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