こんばんは。今回、1ヶ月ぶりにマップの紹介記事を書こうと思います。
この記事で紹介するマップは主にアインブロックフィールド 09です。ラグナロクオンラインのマップは作り込みが丁寧で、見所も多いです。
今回はその見所の一つを紹介すると共にマップに存在する不可解な場所について、簡単な考察記事を書きたいと思います。
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1.アインブロックフィールド 09の南側には民家と公園が存在する

アインブロックフィールド 09の南側には公園が配置されています。ちょっとした丘の上にあり、作りも丁寧なのですが、実は入る事が出来ません。
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マップを見れば分かりますが、公園の中は侵入不可能な場所を示す黒色になっています。
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ここまで作り込んでおいて、公園をわざわざ入れないようにしている意図は不明です。アクティブモンスターも特にいないので入る事が出来れば、スクリーンショットも映えるし、雑談場所としても良いと思うのですが。

公園の近くには民家もありますが、入ることは出来ません。
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個人的な推測ですが、この民家は何かのクエストなどに使うつもりだったのではないかと漠然と考えています。
何かのクエスト用のNPCなどを配置して、そこにユーザーを誘導し、自然な形で作り込んだ公園を見せるという演出は悪いものではないと思います。
誰も来ない場所に労力を掛ける意味は無いわけで、マップが作り込まれているのに何もないという事はマップを作った後にそれを利用する事を止めたと考えるのが自然ではないでしょうか。
余談ですが、この民家と公園はシュバルツバルド共和国のアインベフの隣にあるわけですが、民家の建築はルーンミッドガッツ王国でよく見られる物です。
アインブロックフィールドにあるシュバルツバルド共和国で見られるスチームパンク風の建築物や土の色は赤茶けた物であるなど、緑が少ない風景に統一されているので、ここだけに例外的に緑があり、建築様式が違うことにも何らかの演出としての意図があったのではないかと想像する次第です。
この様な場所は実は他にもあるので、あとで紹介致します。

2.近代的な鉄塔とクレーン
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シュバルツバルド共和国のアインブロックとその周辺に言える事なのですが、非常に近代的な建築物が多いです。この鉄塔も20世紀初頭ぐらいの建築に見えます。この鉄塔はクレーンを支えるための物なのでしょう。
シュバルツバルド共和国が蒸気機関や鉄鋼などの機械技術で発展を遂げているのは、典型的な「剣と魔法の王国」であるルーンミッドガッツ王国との対比なのでしょう。
典型的なファンタジー世界として設定されたルーンミッドガッツ王国と同じような国を実装しても代わり映えがないのも事実なので、遅かれ早かれ、この様なマップは実装されたのだと思います。
1990年代のファンタジー世界のRPGでは、典型的なファンタジー世界の中に機械文明を持った国が登場するという展開はよくあるパターンだったので、シュバルツバルド共和国もこの流れで登場したのかもしれません。

3.人気のない工場
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アインブロックフィールドでは各地に工場や鉱山らしき施設が点在しています。これらの施設にNPCは配置されていない様ですが、雑談したり、何かの作業に従事するNPCを置いておけば、演出としてより良かったかと思います。

4.貯水池
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アインブロック、リヒタルゼンの周辺にはこの様な貯水池らしき施設が存在します。演出の意図してはシュバルツバルド共和国の大都市では、生活用水、工業用水が大量に消費されている事を示す事にあるのではないでしょうか。
実際、アインブロックでは鉄鋼の工場などが多数立っていて、そこで働く労働人口も多そうなので、水は大量に必要でしょう。

5.風車
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アインブロックフィールドには風車もそこかしこに点在しています。シュバルツバルド共和国では電気も実用化されているのでしょうか。
製粉用の風車には見えないので、恐らくは発電用でしょう。アインブロックでは電線や電柱は見なかった気がしますが。まぁ、そこはくどくどと突っ込みを入れる必要はないでしょう。

6.クレーン車
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シュバルツバルド共和国ではキャタピラ付きのクレーン車が実用化されているらしく、そこかしこに配置されています。
動力源が気になる所ですが、蒸気機関ではないと思うので、ガソリンエンジンなどの内燃機関なのでしょうか。
飛空船などはルーン機関(擬似ユミルの心臓の別称)という動力源で動いているらしいので、それかもしれません。
キャタピラ付きのクレーン車が作れるのなら、第一次世界大戦レベルの戦車ぐらいならシュバルツバルド共和国は余裕で作れそうです。

7.橋は渡れるが、行き止まりになっている場所はアインブロックフィールド 07と08にもある

アインブロックフィールド 09の南側に民家がありますが、意味ありげに配置されているのに実際には何もないという場所は他にもあります。
アインブロックフィールド 07と08には橋を渡った後にいかにも次のマップへのワープポータルがありそうな地形が存在しますが、行ってみると何もありません。
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いずれも橋の向こう側は見た目には何もないのに侵入不可能な設定がされています。

8.シュバルツバルド共和国の南に何らかのマップを作る計画があったのか

南側に意味ありげな地形や建築物があるのに、移動する事が出来ない場所というとジュノーフィールド 12(国境検問所)も該当します。
このマップはシュバルツバルド共和国側の北側のマップしか歩けないのですが、南側にもルーンミッドガッツ王国の国境検問所と思しき施設が存在します。南側の施設は侵入不可能な設定がされていて、行くことは出来ません。
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こういう一連の流れを見るとシュバルツバルド共和国の実装当時、南側に何らかのマップを設置する予定があったのではないかという気がします。
それが何なのかは想像するしかありませんが、ルーンミッドガッツ王国との国境地帯を追加する予定だったのかもしれません。
あるいは別の何かである可能性もありますが、今となってはそれが何なのかは分からないでしょう。

ラグナロクオンラインのサービスは日本だけでも15年と非常に長い期間に渡ってアップデートが追加されてきた為、かなりの数のマップが存在し、その全貌を把握する事は多くの労力が必要です。
フィールドは公式サイトでも地図が用意されているのですが、街の室内まではカバーされていません。
そういう実装はされているが、多くのプレイヤーには知られていない見所はそれなりにある様です。
たまにはゲームの攻略とは関係なく、広大なマップを散策してみるのもROの楽しみ方として面白いのではないでしょうか。
今回はここまでにします。それでは。